アイーダ 京都劇場

2005/07/28(木) マチネ

 

アイーダ 井上 智恵 アムネリス 佐渡 寧子
ラダメス 阿久津 陽一朗 メレブ 中嶋 徹
ゾーザー 大塚 俊 アモナスロ 石原 義文
ファラオ 勅使瓦 武志 ネヘブカ 石倉康子


1年ぶりに アイーダ感激(観劇)しました。
前回は大阪で観たのですが 今回は京都です。
キャストも 石倉ネフブカ以外は 全て キャストが違いましたので 楽しみにしてました。


第1部

『愛の物語』 アムネリス、全然声が出てなくて、残念。
前回観たときは、この曲から鳥肌が立つほどよかったのに・・・・。
なんかね、言葉の最後が全て、ブチッ て切れる感じで
全然 ビブラートが効かなかったんです。 すごく物足りなかったです。

『勝利はほほえむ』 これは、大好き!!
勝利め〜ざ〜してぇ〜〜〜!!! って 一緒に 心の中で歌いまくってました(笑)
初めて聴く 阿久津ラダメスさん、うま〜〜い! 
音がすごく安定していて、よかったです。でも実は、私が好きな声ではない。かな。。。

ヌビアから捕らえられて、アイーダが「私の仲間を放しなさい!」っていう場面、
剣の使い方に勢いが無くって、たよりないアイーダに見えてしまった。
もっと機敏な動きが欲しかったな。

『あの日は遠くに』
録音に一生懸命あわせようという出だしに聴こえた。
「もう かえら〜ない〜〜〜」からの 柔らかいフレーズになった時すっごくよかった。 
勇ましいアイーダの中に女らしい優しさが溢れ出したみたいに聞こえた。
語りかけるような 優しい声がキレイだった。

『ピラミッドを建てよう』
ソーザーの声は若々しかった。好きな声です♪ 高音がガンガンに行っちゃってました(笑)
男性コーラス、そろっていて すごく良かった!!


『私は知っている』
メレブ上手でした。 でも 井上アイーダと合わない声だと思いました。
「だまりなさ〜〜〜い」というアイーダは、やはり もっとかっこよさが欲しかった。

アムネリスとアイーダのこの辺りの会話が好き。
アムネリスの心を察して、いろいろ話すアイーダ。
王女として、アムネリスの気持ちがわかるんだね。

『お洒落は私の切り札』
一番最初の曲の声がイマイチだったのに、この辺りからすごく出てきて、
ぐんぐん良くなってきた。 アムネリス本当に声も表情も色っぽかった。
こんなにいい声なのに、何故『愛の物語』の曲は出なかったのか不思議。

女性コーラス、バスローブのシーン、足を組み替えたり、
それぞれ動くしぐさがとても美しかった。

たくさん出てくる衣装が すごく素敵でした。 2階席からは、一つ一つデザインを見れた!!

『儚い喜び』
どんどんお互いに惹かれていく素敵なシーン。ほっとするシーンで好きです。
息もぴったりで、二人が 色っぽくて 胸がキュン ってなりました。

「王女様との結婚ご愁傷様。」と、アイーダが言って え〜〜〜ン!って泣きマネをするシーン。
アイーダかわいかった。 これが恋だね。うふ。って感じ。 

「どうなったのかな。。」。ってラダメスの 自分自身の気持ちがわからなくなっていくのが
すごく表れててよかったです。

『お洒落は私の切り札 (リプライズ)』
アムネリスの切なさが伝わった。

『ローブのダンス』

このシーンも大好きなところ。 皆に頼られ、信頼され、期待され、大切に思われてるアイーダ。
ヌビアの団結。 ローブが凛々しくかっこいい。
ネヘブカの声 大好き。 イヤミの無い、すごくしっかりした声です。

中央で、トントン 音を鳴らすどんどん音楽が盛り上がっていくところ、心に響いてきます。

そうそう、、一つどうしても気になるのが、川。
川で洗濯してる奴隷たち。そこへラダメスが登場するでしょ。そして
下に川(ナイル川?)が流れてるイメージでセットがあるのに
みんな、下に何もないように歩くんだよね・・・・。
あのセットの意味はなんなんだろうか。と思ってしまう。
平気でまたげる川なのか?


『どうもおかしい』
メレブのああ、ああ、っていう声が好きじゃなかった。
アイーダとアムネリスの二重唱もいまいち合わなかった。
それぞれはキレイだと思うんだけど、この重唱は、声質が合わない気がした。

『迷いつつ』
すごく色っぽいシーン。 好き。
思わずオペラグラスから目が離せなくなるシーンです(笑)
この二重唱は、バランスもよかったです!!

『神が愛するヌビア』
石倉ネヘブカの声が好き。 大きな主張をする声ではないが安定していてきれい。好き。

最後、コーラス ハミングがすごくきたなかった。。。
音程ぐちゃぐちゃ。これはちょっとひどすぎたと思う。 好きなシーンなのにがっかり。


第2部

 『どうしたらいい』
、なんだか3人ともいまいちでした。
すごく音量を しぼっているっというか、出てなかった。 つまってるように聴こえた。
休憩中何かあったの? って言いたくなるくらい 声が通らなかった。残念。

『人生の苦しみ』
は、勇ましいアイーダで 良かったです!

『この父親にしてこの息子あり』
男性コーラスが かっこよかった。

『ラダメスの手紙』
上手い。けど やっぱり 私の好みじゃないわ。すみません。

『私は知っている (リプライズ)』
メレブ、上手でした。 祖国を愛しているぬくもりが表れていました。

『星のさだめ』
アイーダ、セリフから歌に移るところがモソモソにちょっとなった。。。
デュオのハモリは、すごく綺麗でした。心に響きました。

『真実をみた』
アイーダが セリフで、噛んだ。ラダ、ラダメス・・・って・・・汗。。。

『迷いつつ (リプライズ)』
ちょっと、地声っぽい。アイーダ。。。やっぱりこの二人の声は合わない。かも。。。

『儚い喜び (リプライズ)』
暗闇に二人で手をつなぎ抱き合うシーン。 生まれ変わっても愛し合おう。

『愛の物語 (リプライズ)』
幕開けと同じシーン。これってすごいよね。 人は生まれ変わる。っていってるみたいだよね。




好きな言葉
『自分の運命が気に入らないのなら、自分で変えればいい!』

アイーダがラダメスに言うんですけど、未来は自分で切り開け〜!ですよね。

アイーダ、王の娘。 凛々しく、機敏で、かっこいい。
自分の納得できないことは、しない!信念をもったすてきな女性だな。
最初で最後の恋。 エジプトの墓に一緒に埋まり、
生まれ変わっても また・・・・・・。

あ〜〜〜!! いろいろ辛口も書いたけど、めっちゃよかった〜〜!
絶対また観たい!!  アイーダ最高★